再就職相談続々!
先月末に提携した人材紹介のポータルサイトに、小生が承ってきた大手企業の求人情報を掲載したところ、今日までに10数件の紹介依頼が届き、この他に数件の転職相談メールをいただきました。
小生の気持ちの中では、一人一人親身になって応対して行きたい気持ちは山々なのです。
しかし、求職者や相談者の地域事情、過去のキャリアと期待収入、ましてや年齢の壁が高いハードルとして前を塞いでしまうのです。
小生の守備範囲が、金融、保険、不動産と福祉として登録している関係上、それらの分野の求人に期待して、求職者は集まって来られるのですが、かなりの割合でミスマッチしてしまいます。
今年の10月から、求人するにあたっては性別や年齢制限は設けないことになりましたが、これらは、あくまで表向きの決め事(タテマエ)であって、企業側の立場や考え方は従来と全く変わっていません。
我々、求人紹介する側としては、それを承知の上で対応せねばなりませんので、従来にまして作業が煩雑になってきています。
このブログを読まれている求職者の方には、まず、企業側のホンネを理解していただきたいのです。
国の政策や指導で表面的には変わったと思われても、民間企業は公務員と違って利潤を追求することが目的ですから、多少の犠牲を払ってでも有能な人材を確保しようとします。
そうなりますと、多少の罰金を支払ってでもホンネで対抗しようとされます。
小生も、経営者の立場からすれば、ごく当然のことだと思います。
それ以前に、世間を甘く見られていた求職者の方に、世の中は矛盾が満ち溢れている中で経済活動を行っていることを理解していただきたいのです。
いくつか例を挙げてみますと、
・50歳(男性)*関西
大学卒業後、転職歴は1回ですが、これまでの25年間は個人相手の営業および事務をされてきました。マネジメント経験も準管理職止まりですから、職歴としては大した評価はされません。
そして、今回の求職希望が法人相手の営業ですから、この年齢の方からすると未経験以下と評価されてしまいます。それでも、人間心理としては、僅かな可能性に掛けていると思いたいのですが、小生からの助言としては、背伸びせず、培ったキャリアを評価してもらえる先で活躍していただきたいのです。
たとえ、大手企業でなくても、サラリーマンを続けるのなら、まず、生活を維持して行くことが大前提だと思うのです。
この方は、果たしてどうされるか分かりません。
50歳と言う年齢は、まさに小生と同い年なので、自分をベースに求人検索しても、マッチする企業は限りなく皆無に等しいのです。
以前にも、個人営業でキャリアがあり、かなり実績を積んで来られた同い年の方を成果主義の企業に紹介し、現在ではトップセールスとして前職時代以上の収入を得て喜んでいただいていますが、これらは稀なケースなのです。
それでは、この年代の方の求職先としてはどのような仕事があるのでしょうか。
一般的には成果主義の営業職、さもなければ非正規雇用である「契約社員」か「派遣社員」の道しか残されていません。
仮に、この年代の人間を正社員で求めることがある場合は、特にその人しかできない専門性を有しているか、その企業にとって生かせる人脈を有し、大型プロジェクトを完遂できるだけのマネジメント能力を持ち合わせているかに限られるでしょう。
それ以外は、親戚、友人、知人らの紹介で偶然見つかる以外、手立てはなさそうです。
・46歳(女性)*九州地区
夫婦共働きで、子育てしながら地元のJAや信組に契約社員や派遣社員として事務の仕事に従事してきたが、子供が独立したことから、FP資格を生かせる企業で正社員の道を志したい。一昨年、CFP資格を取得した。
小生からの助言としては、仕事を続けたいのであれば、今の立場を守り続けることです。
貴殿の要望を満たすには、地元で強力なコネクションがある方に、ご紹介してもらわない限り、小生の努力の範疇では不可能です。
以上ですが、この他も同じようなレベルの話が、数多く舞い込んで来ます。
一般的な人材紹介会社の動きを見ると、企業が求める人材の年齢層やキャリアは共通していますので、それらの人材を採り合っているのが現状です。
小生も、欲しい人材は、こちらから「スカウトメール」を数十通発信しています。
求職者側からメールが到着すれば、大部分の方が基準に合致せず、スカウトメールを発信しても反応が鈍い。
まさしく、ミスマッチの様相を展開しています。
転職コンサルタントは、奥の深い、難しい仕事ですね。
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